ハワイでも、電力会社が太陽光発電の接続拒否!
ハワイ・オアフ島でも、沖縄と同じ島嶼群ならではの事情で、電力会社が太陽光発電の接続拒否する事態になっているようです。
ハワイの住宅は「ホットボックス」と呼ばれるほど暑く24時間冷房が必要だそうですが、電気料金は石油を輸送してきて発電しているためかなり高いらしく、アメリカ国内の平均の3倍にもなるそうです。そのため、ここ数年太陽光発電の設置が増え、2008年以来毎年倍増しているようです。
ところが、ハワイの電力会社ハワイアン・エレクトリック社が、接続を拒否したため大きな問題になっています。太陽光発電がオアフ島の系統電力の約20%を超えたため、電力系統の需給バランスや安定性に影響を研究するため多くの時間を要することが理由とされています。
そのため、太陽光発電取扱業者には、在庫が積み上がるなど大きな影響が出ています。
その一方で、系統電力網への接続が出来なくても太陽光発電が可能となる蓄電システムへの関心が高まっているそうです。
これは島嶼群の沖縄と全く同じ状況で、電力の系統規模が小さく他の地域とつながっていないため太陽光などの再生可能エネルギーの接続量に限界が生じやすく起こる状況ですから、沖縄やハワイは大陸や日本本土と同じ土俵でエネルギー政策をとるとすぐに行き詰まってしまいます。それぞれの地域に合ったエネルギー政策が必要に思われます。
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